2014年度支援事例:中小企業会計啓発・普及セミナー&経営力向上セミナーの開催
名称 | 中小企業会計啓発・普及セミナー&経営力向上セミナーの開催 |
団体名 | 一般社団法人 多摩西部コンサルタント協会 |
照会先 | 同上 小山克也(koyama@alliance-srh.com) |
1.「中小企業会計啓発・普及セミナー」
2014年11月7日(金)たましん事業支援センター(通称:WINセンター)にて、「平成26年度中小企業会計啓発・普及セミナー」を実施しました。これは、独立行政法人中小企業基盤整備機構の支援のもと、多摩信用金庫の共催を頂いて、多摩地域の一般企業の経営者や経理財務を担当する役職員を対象として、一般社団法人多摩西部コンサルタント協会が例年開催している会計セミナーです。今年度は、従来の「基本編」に加えて「応用編」も実施したところ、33名の申込み人数を数える盛況となりました。
午前10時からの第1部「基本編」では当協会の診断士が講師となり、決算書の成り立ちを説明し、中小会計要領の活用のメリットから財務会計、キャッシュフローまで、豊富な資料と分かり易い具体例を交えて講義しました。一方的な講座に終始しないよう、講師からは参加者への質問場面もあり、企業会計という固くなりがちなテーマにも関わらず、和やかな雰囲気でのセミナーとなりました。
また、第2部を挟み、14時半からの第3部「応用編」では当協会の税理士が講師に立ち、中小企業基盤整備機構が提供している「会計ふきゅうソフト」を活用して、プロジェクター画面で実際に入力実演をしながら、具体的な「売上・利益・資金計画」の作成方法を分かり易く説明し、事業計画の作成に至るプロセスを講義しました。
2.「経営力向上セミナー」
上記の会計セミナーと例年ジョイント開催しているのが「経営力向上セミナー」です。今回で第6回を数えるところとなり、当協会独自メニューとなっています。
今回は会計セミナーの第2部に組み入れ、当協会の診断士の講師による「企業の健全な発展を目指して~経営の基礎知識を踏まえて会計を経営に生かそう~」と題したセミナーを実施しました。
企業とは何なのか、その目的は? 経営理念、経営目標とは? 企業の社会的責任とは? 収益力ある経営管理と意思決定とは? と,根源的な問いかけから、今日的な経営姿勢に至る質問の投げかけと解説で講義は進み、著名企業の経営理念も紹介説明され、文字どおり経営力の向上に資する内容となりました。セミナーの中で実際に損益分岐点の計算をした参加者からは「今まで自分は損益分岐点も考えず、経営者として一体何をやって来たのかと思うほど、目からうろこの落ちる思いです」と感想が発表されるなど、大変意義深い講義となりました。
また、セミナー開催中の別室では、参加者からの個別相談にも当協会の会員が応じ、資金繰り、事業継承、販路開拓などの相談に対して適宜回答し支援を行いました。