2016年度支援事例:西武柳沢駅地域における商業便利度向上の取り組み
名称 | 西武柳沢駅地域における商業便利度向上の取り組み |
団体名 | NPO法人tnc中小企業支援センター |
照会先 | 瀬沼 豊彦(vyc03324@jcom.home.ne.jp) |
1.有志による地域活性化のための活動組織の立ち上げ
当NPOでは西東京商工会からの委託を受け、2013年度から2015年度までの3年間にわたり商業便利度調査を実施しました。商業者および消費者に対するアンケート調査のほかに両者が一堂に会して便利度向上のための検討を行い、具体的な活動を推進するための施策を検討しました。西武柳沢駅周辺地域では、商店街を中心とした地域活性化に取り組むために、消費者と商業者の有志による「柳沢お買い物便利度向上委員会(以降「便利度向上委員会」と記載)」を立ち上げることとなりました。当NPOからは3名が参加し、組織立ち上げや活動推進のための各種支援を行うこととなりました。
2.地域活性化のための取り組み
商店街の活性化のためには各店舗の個性・特徴の発信、魅力的な店舗の新規出店などを促すことが必要となります。また、現在の西武柳沢駅周辺地域は西武新宿線により南北に分断され、地域の一体感や商店街の賑わいに欠けていると考えられます。そこで便利度向上委員会は街の賑わいの演出として街が一体となることを目指し、「やぎさわマーケット」と称するイベントを実施しました。このイベントは、地元商店会が取り組んでいる「まちゼミ」や「売り出し抽選会」などの一連のイベントに合わせ、商店街の一角の広場を利用してフリーマーケットおよびステージイベントを行うというものです。2016年10月30日(日)に実施した当イベントでは、累計1000名以上の来場者があり大盛況となりました。
3.今後の取り組み
今回のイベントを実施した事により運営面や活動に対する効果の面において、幾つかの課題も明らかになりました。その課題を踏まえ、2017年の春に第二回目の企画を検討しています。今回の成功経験をもとに有志による活動の輪を広げ、地域に根差した継続的な活動ができるよう取り組みたいと考えています。