2016年度支援事例:西東京市と練馬区の商店会共同事業実現に向けて
2016-12-26
名称 | 西東京市と練馬区の商店会共同事業実現に向けて |
団体名 | NPO法人tnc中小企業支援センター |
照会先 | 山岸 一(seeds@sight.ne.jp) |
1.商業便利度向上事業の延長
2013年度から2015年度までの3年間、当NPOでは西東京商工会からの委託を受け、商業便利度調査を実施しました。1年度目は商業者調査、2年度目は消費者調査を実施し、3年度目は保谷駅周辺、西武柳沢駅周辺など5駅周辺の商業者、消費者を交えた懇談会を開催し、率直な意見交換を踏まえて提言をまとめました。
保谷駅は西東京市所在ですが、50m東は練馬区南大泉となる市区境界に位置しています。保谷駅周辺の商業者・消費者懇談会では、このような地理的条件があるため商店会はそれぞれ別の取組みをしているが、駅を利用する住民には市区の区別は関係ないという意見が出されました。これを受け、保谷駅周辺商店会では行政の境界を越えて共同で取り組めることはないか検討することになりました。
2. 仮称「保谷駅マエストロ」実現に向けて
会合を重ねる中、商業者から国立旭通り商店会で実施している国立コンシェルジュという取組は参考にならないかという意見が出され、検討することとなりました。まず参加店舗が、来店した顧客に探している商品やサービスをお尋ねし、お勧めする店舗がある場合には紹介カードを作成して紹介し、紹介された店舗は、顧客の探している何らかのサービスを提供するという取組です。紹介を受けた顧客にサービスすることと引き換えに、新規顧客の獲得につなげていきます。
会合では、この取組であれば市区の境界を越えて対応できること、準備も紹介用のショップカードや名刺を作成する程度でありコストも安上がりであろうということから、本取組を参考に検討を進めることとなりました。2017年4月の開催を目標として現在も協議を進めています。