ミャンマーについて
酒向 敦
最近、ミャンマーという国の名前をニュースで聞く機会が多いかと思います。小職は2016年頃からミャンマーに関わりだし、まだまだこれからと言う段階です。今回は、執筆の機会を頂いたので、皆さんに『ミャンマー』についてお伝えできればと記載させて頂きます。
本年2021年2月1日に軍事クーデターが発生しました。昨年11月に行われた総選挙が不正であったとし、その選ばれた議員での初めての国会の日に、ミャンマー国軍が行動を起こしました。アウンサンスーチー国家最高顧問が捉えられ、ミン・アウン・フライン国軍総司令官が国政を掌握したのです。
ミャンマーについてあまりご存じない方も多いかと思うので、簡単にご説明します。
1.概要
①国土: 日本の1.8倍 (67万6,552km2)の面積で、国境は中国、インド、バングラデッシュ、タイ、ラオスの5カ国と接している。
②人口: 5,283万人 ( IMF 2019年)
③民族: 135民族が住む他民族国家で、ビルマ族が約70%、シャン族 約9%、カレン族 約6%、ラカイン族約 5%、モン族 約2%、その他となっている。現在まで少数民族問題は解決されておらず、一部の少数民族武装勢力と戦闘が継続している。
④宗教: 仏教徒(上座部仏教)が87%、キリスト教徒 6%、イスラム教徒5%、その他ヒンドゥー教徒、アニミストとなっている。仏教徒男子は、10歳前後に通過儀式として得度をし、見習い僧として1週間ほど僧院に暮らすのが通例になっている。多くのミャンマー人にとって、日々の生活に仏教が深く根差しており、信仰心が厚い人達が多く、一般的にミャンマー人が穏やかな人が多く感じられる。
⑤経済状況: 1人当たりGDP:1,408米ドル (2019年) 実質GDP成長率6.5% (2019年) しかし、2020年のCOVID-19で経済状況は大きく悪化していたはずです。
⑥地政学的観点
東北部は中国に接し、西部はベンガル湾に面しており、中国にとっては雲南省を経由してベンガル湾に抜けるルートになる。インドにとっては、インド鉾当地方からベンガル湾に抜けるルートとなる。メコン地域からみるとベトナム、タイを経由してミャンマーにいたる東西回廊の建設も進んでおり、色々な意味でこの地域の重要な拠点になる可能性を秘めている国です。
イギリスとの戦争で敗戦し王朝時代が終了し、1886年にイギリスの植民地になった時から、この国の運命は大きく動いていく。イギリスによる統治が半世紀を過ぎた頃、ビルマ独立義勇軍が日本軍と共にビルマに侵攻し、占領した。1945年 アウンサンスーチーの父、アウンサン将軍が対日蜂起した。そして第二次世界大戦が終了した時に、イギリスがラングーン(ヤンゴン)を奪還した。1948年にビルマは独立し、民政の政権を設立した。その後、1962年に軍事クーデターが発生し、2011年まで軍政が続いた。2011年にテインセイン大統領による民政がスタートした。テインセイン大統領は国軍出身であるが、アウンサンスーチーさんとの面会を実現し、民政を大きく進めた政治運営をされたと思う。2012年にアウンサンスーチーさんが補欠選挙で、国会議員に当選し、国政に参画を開始し、2015年の総選挙で率いている国民民主連盟(NLD)が圧勝し、2016年から自身が最高指導者としての政治を開始した。2020年11月に行われた総選挙で、スーチー氏が率いるNLDが圧勝し、2021年2月1日新しく選挙で選ばれた国会議員による国会がスタートする予定の日に、ミン・アウン・フライン国軍総司令官率いる国軍のクーデターにより、暫定政権が設置された。
2.ビルマ文化についての一言
①元・駐ミャンマー大使の山口洋一氏著「歴史物語ミャンマー 上巻、下巻」では、「独立自尊の意気盛んな自由で平等の国」という副題がつけられている。イギリス植民地下での分割統治や数十年間に及ぶ軍政により、本来の自由闊達な文化活動に制約を受けてきた感があるが、上座部仏教(上座とは、釈迦の入滅後に弟子たちが集まって話合いが行われた際、上座に座った長老たちを指す。仏教の教えを厳格に守るべきだと説いたとされ、「原始仏教」の伝統を色濃く残している。輪廻転生を信じ、来世を強く意識して自己の魂の救済を求めている)の影響もあり、人々は穏やかな感じの人が多いと感じられる。
又、寄付活動が盛んである事も有名で、世界でもトップクラスを維持している。これは
上座部仏教の教えの中に、他人に施す事により天国に行ける(若しくは転生した時により高い
幸せなレベルに生まれ変われる)と言う事があるとの事。
②かつてこの国は「ビルマ」の名前であったが、1988年に発足した軍事政権が「ミャンマー」に改めた。かつてミャンマーを植民地としたイギリス人がお前は何者だと尋ねた時に「バマー族だよ」といったところからイギリス人が早とちりして国名と勘違いして「ビルマ」としてしまった。「ヤンゴン」を「ラグーン」「エヤワディ河」を「イラワジ河」 「ラカイン山脈」を「アラカン山脈」などイギリス流に読み替えで表現が変わっていた地名が多々ある。
③元毎日新聞アジア総支局長 春日孝之氏著「黒魔術がひそむ国~ミャンマー政治の舞台裏~」によれば、この国の政策決定には、占星術や厄払い、黒魔術との関係性を考える必要があるとしている。例えば「ネーピードー遷都」。2005年に密かに行われたヤンゴンからの遷都は国際社会に完全に秘して実行された。中国政府ですら知らなかったとの事。2005年11月6日午前6時37分に一斉に政権機能一団がヤンゴンからネーピードーに向かったと言う。時の国家権力者に仕えた政権顧問の占星術師のアドバイスがあったのではと言われている。また「権力者の誕生日がこの国の国家機密の1つ」とも言うらしい。それは黒魔術により呪われる恐れがあるとので公開がされないとの事。アウンサンスーチーさんの誕生日は公開されているが、ミン・アン・フライン国防総司令官のウィキペディアのページに誕生日は記載されていない。
3.日本との関わり
現在のミャンマー軍の起源は、旧日本軍から軍事訓練を受けたメンバーだと言う。又、第二次世界大戦後の日本に食料が不足していた時、ミャンマーから多くの米(コメ)の支援が寄せられていたとの事。
軍事政権下でも、日本はミャンマーに対して多くの支援をしてきた。1988年の軍事クーデター後に欧米の経済制裁が強化される中でも、日本は規模を縮小しながらでも関係を維持してきたが、その間に中国のミャンマーに対する影響が大きくなり存在感が薄くなってしまった。2011年にテインセイン政権による民政化をきっかけに、欧米、日本などの外資のインフラ投資が
進み、ODAの成功例としてティラワ経済特区工業団地の建設があげられる。2013年からミャンマー政府・民間と日本政府(JICA)・民間により、投資、設計、建設、運営をハード面(道路、電気、上下水道)、ソフト面(Special Economic Zoneとしてのワンストップサービスなど)を最先端の仕様で準備が進んだ。2015年に開業し、日本が関係した海外での経済特区(SEZ)では最も成功している例とされた。
2020年末現在、1000社近くの日本企業が進出をしていたと推測され、JCCM (在ミャンマー日本商工会議所に所属していた日系企業は430社に及んでいた。
4. 2月1日以降の出来事 (時系列での表記)
2月1日 ミャンマー国軍によるクーデターが発生し、アウンサンスーチー国家顧問やウィンミン大統領が拘束された。国防治安評議会との協議に基づき国軍出身のミンスウェー副大統領(大統領代行)が非常事態を宣言し、ミン・アウン・フライン国軍最高司令官が全権を掌握した。
2月5日 NLD議員を中心に設立されたCRPH(Committee Representing Pyidaungsu Hluttaw:
連邦議会代表者委員会)が自分たちこそが正当な政府と表明し、3月には独自の閣僚人事を発表した。
2月4日~9日 FacebookなどSNSへのアクセスを禁止したり、インターネットを遮断、
デモ禁止、夜間外出禁止令などを国軍が出した。
2月11日 恩赦で2万人強の囚人釈放。
➡この頃から多くの公務員や医療関係者も市民的不服従運動(CDM)に参加して公務を
ボイコットし、経済活動が停滞しだした。
2月27日: 国連特別会合で国軍を非難するスピーチを行ったU Kyaw Moe Tun国連大使を解任
➡この頃からデモの最中に、市民が国軍・警察から襲撃をうけ死傷者が多数出てきた。
3月27日 国軍記念日。警備が厳しくなったこの日、一日で100人以上の市民が死傷した。
3月31日 CRPHはFederal Democracy Charter(フェデラル民主主義憲章)を発表した。
➡この頃から少数民族の武装勢力とミャンマー国軍の衝突があり、タイ国境のカイン州では、
多くの市民がタイ国境に逃れたとの事。
➡4月13日からミャンマーの新年の大型連休、ティンジャン(水掛け祭り)
4月16日 CRPHはFederal Democracy Charterに基づき役職者を任命し、国民統一政府(NUG)
を樹立した。国民防衛隊の設立を準備と公表。
4月24日 ASEAN首脳会議にミャンマー国軍のミン・アウン・フライン国軍総司令官が出席。
5. 未来予想図
現在起きている事象は過去からの事実と決定(判断)の積み上げ、そしてそれに対する誤解や誤算から成り立っている。そして未来は、現状での事実からの判断と今の行動によって決まっていく。その事実も、マスメディアの情報だけや、SNSで拡散している一方的な内容だけでこれが真実だと確信してしまうのは危険が大きい。特にSNSは意図をもって発信している場合が多く、伝えたい思惑のみが誇張されたり、歪められたりしている可能性が高い事を認識した上で受け入れる必要があると感じている。又、出来るだけ多くの立場の異なる人の話を直接聞く事も大切だと感じる。
(1)誤算
①ミン・アウン・フライン国軍総司令官の誤算
・2008年憲法下で設置されている「国防治安評議会」の開催をスーチー氏に繰り返し求めたが
2016年のNLD政権下で、同評議会が開催される事はなかった。つまりコミュニケーションを
とる機会がなかった。
・NLDの勝利が明らかになった後、国軍は選挙不正があったとして選挙管理委員会に繰り返し調査を求めた。また、USDP(軍人が構成する政党)と軍人議員は選挙不正を議論するための臨時議会の開催を要求した。しかし、選挙管理委員会も政府も国軍の要求を門前払いした。
2021年1月26日、国軍は記者会見を開き、約860万人分の有権者名簿の不備があったと主張。その記者会見においてある記者から「国軍はクーデターを起こす可能性はあるのか」と聞かれ、国軍広報官はその可能性を否定しなかった。2月1日の新議会招集を目前にNLDと国軍との間で話し合いがもたれたが、スーチーとミンアウンフライン国軍最高司令官が直接会うことはなかった。
②アウンサンスーチー最高国家顧問の誤算
・スーチー氏は国軍によるクーデターの可能性の示唆は、ミンアウンフラインのはったりと
考えていたのかもしれない。スーチー政権発足後、国軍との関係を調整できなかったこと、そしてクーデターを現実的脅威と認識できなかったことは、大きな誤算ではないか。
③ミン・アウン・フライン国軍総司令官の誤算
・2月1日、ミャンマー国軍は「軍が国家の権力を掌握した」と宣言した。
期間は1年間。国軍出身のミン・スエ副大統領が大統領代理として就任し、
立法・行政・司法の全権がミン・アウン・フライン国軍総司令官に移った。
ミン・アウン・フライン最高司令官は、1年間の非常事態宣言の期間が満了した後に自由で公正な総選挙を行い、勝利した政党に対して政権を委譲すると発表した。
・ミン・アウン・フライン国軍最高司令官は、最大の誤算に直面する。ミャンマー国民が大規模な反軍政デモを展開したのである。その参加者の多さ、多様さと地理的広がりは、想定を超えるものであったに違いない。多くの公務員や医療関係者も市民的不服従運動(CDM)に参加して公務をボイコットしており、行政と経済活動は麻痺した。デモ隊の映像をみると年齢層も職業や階層も幅広いが、とくに若い世代の参加者が多い。彼/彼女らは特定の政治リーダーの指示に従って動いているわけではなく、FacebookなどのSNSを駆使し、仲間と連絡を取り合って集まっていた。軍事政権に抗議する市民不服従運動(CDM)がここまで全国に拡散する事は想像していなかったであろう。
・2014年のタイでの軍事クーデターをイメージしていたかもしれない。1年間の非常事態宣言解除後に、再度総選挙を行いそこで選ばれた政党に権限を譲渡すると通知すれば市民がそれに従うと。
・スーチー氏は、拘束される前にメッセージを残していた。『抗議しなさい。』軍政下の生活の記憶が無く、物心ついたのが2011年以降の民政化の生活である10代、20代の若者は、徹底的な抗議に走る。国軍・警察からの攻撃で死傷者が出る中、SNSでその状況が拡散され、憎しみの連鎖が広がり、もう元に戻れない状況になってしまったのだろう。力で押さえつければ、それ以上の抵抗勢力となる。ここまでの状況になる事を国軍最高司令官は予想していなかったであろう。
④ミャンマー市民の誤算
・デモに掲げられているプラカードは、英語で記載されている物も多い。海外の国・人々への助けを求めるメッセージである。しかし、国連も中国、ロシアの『内政不干渉方針』で決議が出来ず、国軍幹部に強いパイプを持つといわれる日本にも期待をしているが、表立った活動はされていない。(在ミャンマー日本大使館、丸山大使があらゆる手を尽くしている事は想像に難くない。)
⑤在ミャンマーの日本企業の誤算
・2011年の民政化以降、日本企業は積極的にインフラ領域を中心に進出を進めた。2016年からアウンサンスーチー国家最高顧問が率いるNLD政権になって、新投資法・新会社法が立案、施行され、外資の投資が益々盛んになり、アジア最後のフロンティアとしての期待から現実になりつつあった。
・国軍最高司令官の最大の誤算は、国民の力を見誤ったことであろう。国軍のシナリオは崩れた。非常事態期間後の総選挙によって国軍主導の政権が樹立されても、国民の抵抗が続く
可能性が高い。
(2) 現在の姿
①CRPH(連邦議会代表者委員会)は、複数の少数民族を幹部に迎え、統一政府(NUG)の発足を宣言した。国軍による統治を拒否し、国際社会に対し統一政府への支持と承認を訴えていく意向。副大統領にはカチンから、首相にはカレンからそれぞれ少数民族出身者を任命。報道によると、閣僚名簿には他の少数民族出身者も含まれている。
②ミャンマー国軍・軍の抗議デモ弾圧の動きは更に激しくなっている。抗議デモ参加者のみならず、国軍を批判する情報発信者に対する弾圧を含め、数多くの拘束者が出ている。ミャンマー在住の日本人ジャーナリスト1名が治安部隊の自宅襲撃により連行され、刑務所に移送された。国軍に不利な情報の発信がフェイクニュース発信者として捕らえられた可能性がある。
③ミャンマー在住の日本人ですら、オンライン・オフラインでの発言に注意が必要になってきているとの事。ミャンマー人同士が密告に注意しているとの事だが、外国人ですら、その注意が必要になってきている模様。
④少数民族武装グループと国軍との戦闘が激化しており、カチンでは国軍側が少数民族武装グループとの戦闘で多数の兵士を失ったと報じており、今後国軍がさらに強力な報復攻撃に出るおそれがある。また、それぞれの武力グループも抵抗の動きを強めており、今後国軍と各少数民族武装グループによる本格的な内戦に発展する懸念も高まっている。今後デモ活動がさらに過激化し国軍の弾圧が激化し、民族武装グループと国軍との交戦激化から内戦化する可能性がある。
⑤4月24日開催されたミャンマー情勢を協議するASEAN首脳会議で5つの合意項目が、議長声明として発表された。ミン・アウン・フライン国軍総司令官も出席した模様。
1.市民を標的にした武力行使の即時停止と関係者全員が自制すること。
2.国民の利益を最優先とし平和的な解決を目指して関係者全員で建設的な話し合いを行うこと。
3.アセアン事務総長の協力を得て話し合いの過程にアセアン特使を派遣し仲介すること。
4.アセアン人道支援局からの人道的支援を受け入れること。
5.アセアン特使の派遣を受け入れ関係者全員と面会すること。
(3)未来予想図
①各地での少数民族との戦闘に、市民のデモ鎮圧を行っているのは、40万人の国軍と7万人の警察との事。脱走する軍人、警察官もあとを絶たない模様。
②1980年代からミャンマーに関わり、国軍やNLDにも太いパイプを持つ方が、帰国されて小職の仲間とZoomで話す機会があった。その方はミャンマー人の家族がおられ、NLD関係者と国軍関係者がおられるとの事で大変複雑な家庭環境にあるとの事だった。『なぜ、国軍は同じ民族にこれほど残虐な事が出来るのか?』との小職の疑問に、『軍は今、戦闘状態にある、今までも少数武装勢力と戦ってきており、市民のデモ隊であっても少しでも自分達に攻撃の意志がある相手には、自分達を守るために戦闘状態になっているのでしょう。』との答えが返ってきた。
③在ミャンマーの民間企業も駐在員を引き上げつつある。業務が出来ない状況であるだけでなく、自分達の身の危険も感じられるようになってきているからだ。恐らく、当面、多くの日系企業が休眠状態になる事が避けられないと推測される。
④解決手段は、話し合いしかないだろう。武力で言えば、国軍vs 少数武装勢力連合隊としても、ゲリラ戦なら多少は相手になるかもしれないが、圧倒的に国軍有利との事。しかしそのような内戦に発展すると、何年もの時間が経過するだろうし、国力も益々低下し、1988年の軍事政権が始まった時点に逆戻りしてしまう。ASEAN首脳会議で提案させているように、第三者を交えての話合いでまずは国の止血をする事が必要かと思う。
⑤話し合いによる仲裁であれば、日本政府がその立場を明確にする必要があるのではないかと思う。実は、前首相の安倍さんが適任者ではと。ミャンマーとの関りが知られている以上に深く、長く、奥さんの明恵さんも、ミャンマーで学校を幾つもつくっており、NLDのアウンサンスーチーさん、国軍両者との顔を立てられる関係性があるとも言われている。ただ、その出番を演出するお膳立てをする事が難しいとの事。
⑥妥協案(打開策)の創出
・今の状況を解決する事が出来る登場人物は、アウンサンスーチーさんとミン・アウン・フライン国軍総司令官と、その仲裁者となる。
・妥協案なので、お互いが完全に納得できる内容にはならないと思われるが、これ以上、国力を落とすような状態を続けるのではなく、少なくとも、2011年~2015年のテインセイン政権時代の立ち位置に戻れないものかと思う。テインセイン大統領は、軍人出身であったが、民政を推し進め、海外からの経済制裁を解きほぐした人だ。アウンサンスーチーさんばかりに注目が集まっているが、最近でのミャンマーの民政、経済発展の礎を築いた人ではないかと思う。暫定政権として、このような実績がある人がまだ、もし、表舞台に出れる状態であるのなら、登場されると言うのはどうであろうか。
・憎しみの連鎖で、傷口を更に深めて 0 (ゼロ)か100のどちらかの答えを求めるとしたら、時間をかけていずれ両者とも0になる可能性が高い。一日も早い止血が必要だ。一日も早い、仲裁者の登場を願う。
長々とした、乱筆乱文をお読み頂き有難うございました。
事実の記載と、小職の入手した情報(フェイクも入っている可能性あり。)そして小職の想いを書き綴りました。