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リモートワークは第2章へ

2021-10-02

三多摩支部国際部
森 裕信

2020年6月のコラムで、リモートワークで活用可能な数々のITツールをご紹介致しました。こうしたツールはインターネットさえあれば世界のどこでも使えるツールですので、特に海外展開に携わる方々にとっては海外への渡航が引き続き非常に困難な現在の状況下で、こうしたツールを積極的に活用していくことは非常に有益であると考えます。

しかしパンデミックもはや1年半、になろうとしており、こうしたITツールを活用してもフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションと同じ感覚はなかなか得られないと感じておられる方も多いでしょう。

そのような中で、仮想空間・仮想現実の技術を使った新しいタイプのITコミュニケーションツールが数多く登場し「まるでオフィスで一緒に仕事をしているような感覚」を再現することが実現しつつあります。

そのようなツールの中で、私が職場で実際に使ったことのあるものをご紹介します。紹介したホームページ(Webサイト)はいずれも英語版ですが、画面のサンプルが掲載されているのでどのようなツールかをイメージしていただくことができます。また、いずれのツールもホームページからの申込みで無料試用が可能ですので、ぜひ試して見て下さい。

1.SOCOCO (https://www.sococo.com/)

オフィスを上から見たレイアウト図の上に、ヘッドホンマイクをつけたかわいいアイコンが並んでいます。このアイコンが同じチームで働く社員ひとりひとりを表しています。

実際のオフィスにいるときに感じる「あの人、いまあっちの会議室で別の人と会議しているな。終わったら話をしに行こう」「あの人、いま一人でいるから、あっちに行って話できそうだな」という、従来のITツールでのリモートワークでなかなかできなかった「アポ無しでちょっと話しかける」ことへの敷居が下がり、コミュニケーションが活性化します。
2.Verbela (https://www.virbela.com/)

こちらは完全な3Dアニメーション仮想空間の中でオフィスが再現されています。近くにいる人とは話ができます。離れていったり会議室のドアを締めたりすると声が聞こえなくなる。。。というように現実のオフィス空間と同じ感覚が得られます。
単にオフィスとして利用するだけではなくて、イベントなどにも使えます。プレゼンテーションをしたり、花火を上げたり、等いろいろな演出もできて単なるコミュニケーションツールだけではなくて、エンターテイメント性もあります。(私の勤務先では、この仮想空間のイベント会場に数百名が集まって社内イベントをやったりしています)

以 上